700Cフレームの650B化に関連するBBハイトについての覚書
少し前からディスクロードだとかグラベルロードだとか、アンチ細いタイヤの流れが大きくなってきたように思う。
実際のところ毎日乗るような自転車のタイヤ幅が23mmだといろいろと困ることもあるので歓迎しているのだけど、700x42cあたりのでかくて太い車輪を想定したフレームが多くて650x38Bくらいの街乗りに便利な車輪の装着があまり考慮されていないようだった。
自分でもMTBをリジッド化したりしてみたのだけど、リプレイス用のフォーク肩下をミスってペダルクリアランスが終わってしまったりしたのでツーリング用にでているフレームを使って一台仕上げられないかなと考えている。
700C/650Bでいい感じに使えるフレームを探していたところ、Soma Fabricationにいい感じの記事があったので要点を抜粋して自分用にメモしておくことにした。
Somaの考え
・Double Cross Disc
650Bコンパチ可能。BBドロップは66。記事によると特に650Bコンパチを意識して作られたフレームのようだ。
・ES,Stanyan
可能。ESはBBドロップ72,StanyanはBBドロップ70。
ただしタイヤは38幅以上を推奨している。
テクトロの超ロングキャリパーで行けることが書かれている。
・Wolvarine
微妙と書いてある。BBドロップは70。
650Bx2.0のタイヤと700x32cブロックタイヤが同じBBハイトになること、
700x38c以上が推奨であることなどが書かれている。
・Fog cutter,Buena Vista(Disc)
できるとかいてある。Fog CutterはBBドロップ72, Buena Vistaは70。
太さ制限は他のと同じ。
・Saga Disc
700cモデルは650B化を推奨しないことが書かれている。BBドロップは80。
26インチモデルは可能で、26x1.95と650x42Bがだいたい一緒であることが紹介されている。BBハイトは50。
・カンチ台座のモデル
ブレーキの関係でだめ
・Rush
太いタイヤが履けないのでだめ
まとめると、BBドロップ65mmくらいのフレームは650x38Bがそこそこフィットする。
BBドロップ70mmくらいのフレームは過剰な安定性を得てしまうが、一応乗れるセッティングにすることが可能で、タイヤクリアランスがたくさんあれば想定通りのBBハイトを得られる。
世界一周系のフレームはBBドロップが非常に大きいので700cフレームを650Bにするのはやめたほうがよい。
これを踏まえ、ペダルクリアランスについても後日まとめたいと思う。