次の自転車候補たち
Cannondale Beast the East900は無事に改造が終わった。
26インチホイールだからなのか、頑丈すぎるアルミフレームが原因なのかわからないけれどもものすごくよく走る。
しかしながらサイズが全然あっていないので次のフレームを考えないといけない(錯乱)。
いろいろ目移りしてわからなくなってきたので、自分用にまとめる。
・Cross Check
いろいろと使えて、お値段もそこそこなのが売り。自転車趣味をやりすぎた人間は大量の余りパーツを抱えているので自転車を錬成することができそう。
ただ、42mmのタイヤをつけられる700cの車輪がないこと、35mmまでのタイヤがつけられる車輪が外置きに適さないこと、などなどあるので最適という感じでもないんだよなあ。
・Straggler650B
650Bディスクブレーキの車輪があるので。ただ、リアラック用のダボ穴が折れそう。
リアラックを使わないと思うので、別に構わないんだけども…。
手持ちがメカニカルのディスクブレーキしかないのでリアブレーキの感触が良くならないのを知っているからなんとも言えない感じ。BB7のMTB用は効くらしいけど、もってないのよねえ。
・Disc Trucker
同上。リアエンドのダボ穴はどう見ても頑丈。ストラグラーよりも少しだけ安いんだけど、世界一周するようなフレームが通勤程度に必要かどうかというと…。
ブルベなんかにはいいのかもしれない。
ちなみに上記Surlyのフレームはどれもトレイルが70mm程度に設定されているっぽく、どれも安定志向であるようだった。調べた中ではPack Ratだけトレイルが異常に短く、前カゴをつけるつもりならハンドリングがクイックであるほうがいいっぽいことがわかった(空荷で長距離走ると疲れそうだけど)
○Giant
・Escape RX disc
もはやドロハンである必要も感じなくなったのと、650x48Bが取り付けられるらしいことを知ったので検討中。D-fuseシートポストとカーボンフォーク、金のかかってそうな形状のアルミフレームはさすがだなという印象。最大タイヤクリアランス次第では700c運用もありかもしれない。油圧ディスクブレーキだし、必要なものは揃っている。
○Marin
・Pine Mountain
バイクパッキングってかっこよさそうっすよね…(キャンプするわけではない)
セミファットに乗ってみたかったというのはあるけど、BoostQRはちょっといただけないかなあ…という印象。
○Kona
・Unit X
Konaは本当に堅実に作ってくるので偉いと思った(こなみ)
Konaのパーツアセンブルを見ると、ハードに使わない限りはTAが不要っぽいことがうかがえなくもない。シングルスピードにする時にカスタマイズしやすいようにという配慮かもしれないが。(この構成だとチェーンリングとスプロケをいじればSSにできるな…)
MTB寄りのお店の人の話も「スルーアクスルいるかぁ?」感じだったので、競技やらん限りはQRでいいっぽいんだよな。
・Ute
車体がながくてつよそう(こなみ)
SurlyのBig DummyとかMongooseのEnvoyとかもあるけど、お値段とかパーツを考慮するとやはりKonaが手頃でいい感じ。後ろにチャイルドシートつけたら楽しそうだなと思っていたのだけど、車高が高いからやめろとのことでした。この車体さえスルーアクスルじゃないんだよな…。スルーアクスル、不要説。
チャイルドシートについては別記事に書こうと思う。
・Sutra
世界一周しそうでかっこいい(こなみ)
フレーム、フォークともクロモリなんだけどスルーアクスルなので割と珍しいみたい。
スルーアクスル不要といいましたが、スルーアクスルもいい。車輪の交換を考えたとき、スルーアクスルのほうが入手しやすいかもしれない。
・Wo
セミファットさえ必要かどうかという話なのにファットバイクをもってきたら頭が可哀想な感じがしますが、やはりロマンがあるんだよな…。ファットバイクのなかでは安い方なので、もっと早く見つけていたら欲しかったかもしれない。ただ最初のタイヤは4.0インチでいいんじゃないかなとは思った。
○Jamis
・Sequel
フレーム、フォークともクロモリでスルーアクスルのやつがまたあった(感激)
外置きじゃなければこれに決めてたんじゃないかと思うし、防錆処理さえちゃんとやればこれでいいかなとは思う。クランク長からもメーカーの気持ちが伝わってくるのでJamisはまじめ(感心)
○ARAYA
・Muddy Fox MFB
フレーム、フォークともクロモリなのにBOOST規格の変態(変態)
こだわるなら車輪から組み直してセミファットにしてもいいぞという熱いメッセージつきだったので車輪を組むと良いことがわかる。割と取扱店が多いと思われるので入手しやすい事も含めて最高なものだということがわかる。
○Salsa
・marrakesh
ドロハン用とフラバ用のフレームがそれぞれ用意してある真面目なフレーム。
ディスクブレーキ車は650B車輪を使うつもりだったのでBBドロップがありすぎて断念。ワールドツアーもやらないからねえ。
○Soma Fabrications
・Buena Vista(Disc)
ちょっと前まではカンチブレーキのBuena Vistaがあったので、買っておけばよかったなあと後悔しきり。例によってBBドロップがちょっと大きい。
リアキャリアを取り付けるときはフレームのまたぎやすさが大事になるのでミキストはつよい。
・Saga(Disc)
ちょっと前まではカンチ台座、ディスク台座両方ついた素敵フレームだったのだけどボーッとしていたのでディスクブレーキ専用になってしまった。
切りすぎたフォークコラムへの処方箋
中古のカーボンフォークを買ったのだけど、いろいろあってフォークコラムの長さが足りていない。
正確には肩下寸法が足りていなかったので、ヘッドチューブの下にスペーサーを入れてごまかそうと思ったのだけど、それをするほどコラムの長さがなかった。
必死に解決法を考えたのでメモ書きとして残しておこうと思う。
(Mossoのアルミフォークを買ってれば悩む必要もなかったのだけど…)
大前提:金属製のコラムであること。カーボンコラムはカーボンドライジャパンへ。
(もっとも、カーボンドライジャパンに持っていくお金で新しいフォークが買えるかもしれないが)
1.ネジを切ってスレッド化する
コラムの寸法をよく調べる必要があるけど、上側のヘッドセットをスレッドタイプにするとアヘッドタイプみたいに突き出ている必要がないのでなんとかなる。
しかし、フレームにヘッドセットが刺さるかわからないし、ネジ切りが大変だし、コラム内径が想定と違うことが多いし、気にすることが結構多い。鉄製のコラムだとコラムの厚さが1.6mmなのかもしれないが、アルミのアヘッド用コラムは2mm厚とかなので加工がウルトラハードモードだと思われる。
部分的にシムを噛ませてφ22.2mmのスレッドステムを入れるとか、そんな感じにしかならんのかなと思う。
あとスターファングルナットも除去しないといけない。
2.コラムエクステンダーを装着する
ある程度コラムが残っているならこの方法がとれるけど、実際はコラムエクステンダーが取り付けられないくらい切っちゃっていることもある…。
BBBのBHP-21ならひょっとするとなんとかなるんだけど
内径の問題があって取り付けられないコラムも多いんじゃなかろうか。
インチタイプのBHP-21をもってきてシム噛ませて取り付けたあと、ステムの方にもシムを取り付けて…みたいな感じなら取り付けられるフォークはあるかも。安全性には疑問が残るけど。
3.コラムの内側に支持管を据える
アルミコラムは管の厚みがまちまちなので、外径28.6mmで厚みが似た管を持ってきた上で内側にそれなりの外径の管を仕込むことができれば、20mm~30mmくらいまではコラムを延長できそうだと思った(妄想)
そこまでするなら溶接してしまってもいいのかもしれないなと思う。
ツーリングバイクがほしい
自転車をこじらせると極限レーシングバイクを作りたくなったり、頑丈でなんでもできるバイクをつくりたくなったり、大ジャンプしてぐるぐるまわるバイクに乗りたくなったりするんですが(本当です)、自分は最終的にツーリング自転車おじさんになったみたいです。
そのへんで気軽に乗ったときにすいすい進めて、しかもメンテに手間も費用もかからないし、パーツの交換周期も長い…というのを突き詰めていくとツーリング自転車が希望を満たしてくれます。
自分で大陸横断をすることはないと思うので、大陸横断型自転車の考え方をベースにこんな自転車がいいなというのを書いておくことにしました。
・車輪の大きさ
自分は身長がそこそこあるので、700Cがいいかなと思っている。世界を旅するなら昔のMTBがつけていた26インチがいいらしい。
・タイヤの太さ
最低35mm幅、現実的には1.5~2インチくらいあると体が痛くなりません。
だんだんマウンテンバイクになってきたが気にしたら負け。Kona Unit 29erとかほしかったんだよな…
・ブレーキシステム
雨の日に走らないので何でもいいかなあという気はしている。油圧ディスクは性能面で最強なんだけどメンテが微妙なんだよなあ。
・ホイールの素材
軽ければなんでもいいのだけど、お金に糸目をつけないならカーボンリム。中華のシクロクロス用ホイールだと400ドルとかだし結構やすいんだよな。
・フレームの素材
軽ければなんでもいいのでカーボンがいいかなあ。スチールパイプの細身ボディも好きなんだけど。じゃあカーボンパイプをラグでつなごう!(コルナゴ)
太いタイヤを履くとフレームが硬いとか柔いとか重さも含めて、結構どうでもいいので頑丈さのほうをとってもいいかもしれない。鉄だな!
・まとめ
29 x 2.0くらいのタイヤが履けるスチール製のフレーム
かるい車輪
ディスクブレーキ(29erのリムブレーキが絶滅危惧種のため)
・該当車種
Surly Ogre, Struggler, Disc Trucker(,Cross Check)
そのへんに売ってあるクロスバイクのうち、クリアランスが広いもの
というわけでクロスチェックかってきてエモンダのコンポ移植してグラベルキング履いたら楽しそうだなあと思いながら日々を過ごしています。
29erの軽量リムブレーキモデルがあればいいんだけど、だんだん厳しくなってきた。
最近はロードのほうが幅広リムを出してきているので19mm内幅のバサルト加工カーボンリムとかでもいいかもしれん。
【レビュー】ギザ ユーコン(Giza Yukon)ドロップバー
ギザ ユーコンを取り付けてからしばらく走ってみたので感想を書きます。
◎いいところ
・マウンテンドロップとかフレアのきいたドロップハンドルが廉価に導入できる。
マウンテンドロップ自体はサルサとかサーリーとかSim Worksとか、出している
ところがいくつかあるのだけどお財布に厳しいお値段です。
◎わるいところ
・特にない。強いて言えば店頭での入手が難しいかもしれない。
マウンテンドロップは基本下ハンを持つらしいので、余ったフレームでツーリングバイクみたいなのを組むなら35度ライズのステムが重宝するかも。
アナトミックハンドルの要領で下ハンを地面と平行にしていたのだけどいまいちしっくりこない部分があったので、コンパクト形状みたいな感じで取り付けると意外といい感じでした。地面と平行にするとブラケットを握れるようにセッティングするのが結構むずかしいんじゃなかろうかと思います。
機械式ディスクブレーキのレバー比について
ここ半年くらいST-5600とBB7roadの組み合わせでモンスタークロスを組んで乗っていたのだけれど、ブレーキの効きがいまいちだったのでST-4600に交換した。
【変更前のスペック】
普通のドロップハンドル
ST-5600(レバー比2程度、カンパと同じ)
BB7road
よくわからないパッド(AHL)
Avid G3ローターによく似たローター
【変更後のスペック】
マウンテンドロップハンドル(ギザ ユーコン)
ST-4600(レバー比2.5程度)
BB7road
よくわからないパッド(AHL)
Avid G3ローターによく似たローター
【結果】
ママチャリよりは止まるかな…程度だった制動力がBR-5800ぐらいまで止まるようになった。
マウンテンドロップに変えたのでレバーを引きやすくなったのもあるけど、それを差し引いても制動力は満足行くものになった。
【結論】
BB7roadはおそらくST-7900以降のNew-SLR比率に合わせてあると考えられる。
ローターとパッドをケチっているので、旧比率でも十分な制動力が得られる可能性はある。しかし、ワイヤーが長くなるリアブレーキの様子を考えると新比率がよさそう。リアはとにかくタッチが良くなかった。
旧比率レバー+純正ローター+Avidメタルパッドでやった人がいれば、その人の知見が参考になるかも。
旧比率レバーでも街乗りに支障はないので、あまりパーツで組むならどっちでもいいかもしれない。パッドはケチらないほうがいいと思う。
【追補】
http://www.akiworld.co.jp/trp/cyclocross.html
TRPのウェブサイトを見ると
SRAM組の完成車でSpyreを使ってあるものが散見されたので、そっちなら旧比率でもつかえるのかもしれない…。
http://www.akiworld.co.jp/trp/d-Spyre-160.html
Spyreのところにも「各社レバー対応」みたいに書いてあるし。
実際のところ雨の日に乗らないならアーム長85mmのVブレーキでいいことがわかるしTRPのウェブサイトは有用であることだなあ。
Breezer Radarを見てきた
近くの自転車屋さんで珍しいメーカーの自転車を扱っているそうなのでちょっと見てきた。
これ。
ものすごく良心的なフレーム売りをやっているのでちょっと前から目をつけていたのだけど、この手のグラベル系フレームはBBが73mmである場合があるので現物をみせてもらったのでした。(68mmなら買うつもり)
で、結果としてはBB幅は73mmでした。MTBベースであることがよくわかります。
それから、もうすぐ2019モデルの時期らしくてフレーム売はなくなるそうな。
ちょっと前は肩肘張ったカリカリのロードバイクしか売ってなかったんだけど、ゆるふわ系のフレームが増えてきたのでもう少し様子を見ることにします。
かつてのランドナーがまた帰ってきてるのかなという感じがしている。
カーボンフレームのロードレーサーはいいものだけれど、太いタイヤの車体もまたよいものであることだなあ。
FUJIとかKONAとかのアメリカ産ちょいマイナーメーカーが面白いのを出すので、そっちからピックアップして通勤車にしたいと思ってるんだけどね~
SurlyとかAll-Cityまで行くと風味が変わってくるんだけど、一通り見てみたいな。